協同組合 カーボテック飛騨 |
 |
住所 |
: |
〒509-3538 岐阜県大野郡宮村6419-2 |
TEL |
: |
0577(53)2663 |
|
FAX |
: |
0577(53)2663 |
設立 |
: |
平成9年7月 |
|
組合員数 |
: |
5人 |
出資金 |
: |
300万円 |
|
組織形態 |
: |
異業種型組合 |
主な業種 |
: |
育林業、素材生産業、製材業 |
地区 |
: |
岐阜県高山市、大野郡、山県郡 |
専従理事 |
: |
1人 |
|
組合従業員 |
: |
4人 |
|
 |
市場が求める商品の提供は、どんな宣伝方法にも勝る
「セラミック炭」の開発とそれを利用した最終市場製品の商品化は、環境問題、エコ社会、ヘルシーライフ指向等の追い風を受け、市場ニーズを迅速に捕らえた。
|
 |
■ 設立の経緯
組合員事業所において発生していた、間伐材や端材、おがくず等の大部分は、産業廃棄物として処理されていた。それら廃棄物の量、処理コスト等の削減のため、廃棄物の有効利用手段について模索していた現在の組合員5名は、地元自治体や研究機関等の指導もあって、間伐材等から「セラミック炭」の開発に成功。その加工と販売を共同で行うことを目的とし組合を設立した。
|
 |
■ 事業の概要
組合員は間伐材や端材、おがくず等を組合へ供給し、組合は供給された原料を組合工場で「セラミック炭」に加工している。開発時に協力のあった事業者を総代理店として提携し、加工物全てを卸していた。
しかし事業開始後しばらくして、提携卸先の事情から取引がストップし、喫緊に販路の開拓を余儀なくされた。しかし、「セラミック炭」のみでの販路開拓は難しく、組合では企画検討を重ね「セラミック炭」をさらに加工し、一般市場(ホームセンター、小売店等)に並ぶ最終市場製品の商品化を行い、卸・販売先の対象の拡大を図った。そのような状況のなかで、従来の活性炭に勝る「セラミック炭」の特性とその効用を活かした商品は、環境問題、エコ社会等の社会的要請のほか、市場性の高さとライフスタイルにもマッチし、マスコミ等を利用した商品のPRで、工場視察が2千名を超えるなど社会的な関心も高く、市場の反響は予想以上に大きなものがあった。
|
 |
■ 成果
組合では、さらなる市場開拓のため、既存の商品群の強化にも努め、常設の展示場等への出展を行う他、業界団体との連携の中での情報交換と製品PRを行うと共に、組合員も独自で販路の開拓に奔走している。また、現在では地元自治体からも強力な支援を得、「炭サミット」なるイベントを当地で開催するなど、地域ぐるみで「セラミック炭」とその商品のPRが行われている。
|
|