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県内先進組合事例
 協同組合下呂ショッピングセンター
住所 〒509-2203 岐阜県益田郡下呂町小川1236-1
TEL 0576(25)5700 FAX 0576(25)2457
設立 昭和61年10月 組合員数 17人
出資金 49,800万円 地区 下呂町
主な業種 小売業・サービス業 組織形態 共同店舗組合
専従理事 1人 組合従業員 5人
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自然にやさしい、便利な「リサイクルバック」を考案

レジのビニール袋を減らすことで地域の自然を守ろうと、ペットボトルの再生繊維でリサイクルバックを考案、この袋で買物するたびに、エコロジーポイント2点がもらえる。
取り組みの動機は、スーパーがレジで顧客に渡すビニール袋は焼却すると熱反応によりダイオキシンが発生する可能性があることを知ったことである。そのため、このビニール袋の消費枚数を削除することが地域による地球環境保全への貢献と考え、その対策を平成11年夏頃より具体的な検討に入り、メーカーと共同開発、工夫を凝らした「リサイクルバック」をビニール袋の代替品として平成12年1月に開発した。

まず最初に2,000袋を製品化し、同月25日から上位顧客1,000名に対し無償配布を行い、残り1,000袋は1袋500円(税込み)で一般顧客に販売を開始した。

成果としては、平成12年8月末現在で約800枚が販売され、配布総数1,800袋、来店顧客総数1日平均約1,500人のうち「リサイクルバック」利用客数は約150人程で利用率は約10%前後となっている。

成功の要因として、@配布スタート時に1,000袋を上位顧客1,000名に無償配布したことにより、普及の"迎え水"効果を果たしたこと。Aチラシに岐阜県環境衛生課リサイクル推進室推薦の表示許可を獲得し、信用を得たこと、商品そのものとしては価格設定が500円(税込み)は手頃で、また使いやすさに工夫が見られる(意匠登録出願中10‐23828号)こと。その他として、「リサイクルバック」で買物をした顧客に対し、エコロジーポイントとして2点(2円相当)が贈呈されることなどが成功要因としてあげられる。

今後の課題として、利用率を更に大幅アップする有力な方法はまだ見つかっていないが、地道に消費者の意識改革を継続することとしているほか、環境保全に対する消費者教育を地域や行政の協力を得て継続していくことが大事であると考えている。
リサイクルバッグ

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