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岐阜婦人子供服工業組合 |
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所在地 |
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岐阜市 |
設立 |
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昭和46年2月 |
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組合員 |
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234人 |
出資金 |
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121万円 |
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組織形態 |
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産地型商工組合 |
主な業種 |
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婦人服及び子供服の製造・卸 |
専従理事 |
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− |
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組合専従者 |
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2人 |
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岐阜ブランド「オリベスク」を確立し、共同SPAを構築
組合が展開したブランドが、県が推進する岐阜ブランド「オリベスク」第1号として認定を受け、SPA型販売システムを導入、大型量販店への販路開拓に成功した。
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■ 背景と目的
アパレル業界を取り巻く環境は、各地の繊維問屋の弱体化により、消費者への販売に苦慮するなど、非常に厳しい状況であった。そうした中、岐阜の産地とするナショナルブランドを立ち上げることが、販路開拓への最良の道と判断し、ブランド確立を検討していた。同時期に、岐阜県では岐阜ブランド「オリベスク」を県内産品として、認定をし始め、組合の婦人服(フィオーレエイジ(花世代)と言われる50代のミセスをターゲットとした婦人服)が第1号認定を受けた。ブランド名である「オリベスク」は、県出身の安土桃山時代の茶人古田織部に因んだものである。
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■ 取り組みの内容
ブランド商品の販売戦略は、問屋を通さないSPA型販売システムを導入、販売拠点を大型量販店とし、大型量販店内に33u程度のコーナーを設けた。大型量販店にはない対面販売を採用し、各店に組合のファッションアドバイザーを配置することにより、他店との差別化を図っている。商品をコーディネートすることにより、更に付加価値を高めることにも成功した。
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■ 成果
現在は、県内の4店舗をはじめ、茨城、長野、愛知、三重など13店の大型量販店に直販コーナーを設けている。また、平成13年1月には、共同出資会社「(株)オリベスク」に移行するとともに、商品情報システムを導入、全国展開への基盤が整備されている。また、この岐阜ブランド「オリベスク」は、岐阜アパレル業界の注目度アップの一翼を担っているほか、組合員のこの取り組みへの注目度・期待度も益々高まっており、自らが攻めの経営をし、現状打破することへの意識の高揚へとつながっている。
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