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県内先進組合事例
 土岐輸出陶磁器完成協同組合
住所 〒509-5132 岐阜県土岐市泉町大富261番地の9
TEL 0572(54)2168 FAX 0572(54)2169
設立 昭和27年2月 組合員 14人
出資金 242万円 組織形態 同業種同志型
主な業種 輸出陶磁器の製造加工並び販売
専従理事 組合専従者 1人
URL http://www.chuokai-gifu.or.jp/tokikan/
世界48カ国BtoBによる輸出拡大策の実践

組合員全員が組合事業への参加意欲を取戻し、ITを活用した輸出再生事業に取組んだことにより、48ヶ国200件の情報収集に成功。今後の販路拡大、業界再興が期待される。
■ 背景と目的
当組合は、設立以来、陶磁器関連の貿易拡大と共に、順調に発展、70年代にピークを迎え、組合員も62名となった。ところが、その後、陶磁器業界における貿易事情は、アジア諸国の台頭や国内商社の陶磁器輸出からの撤退等により衰退し、組合は規模をピーク時の4分の1程度までに縮小した。また、組合の従来業務であった輸出手続や商品検査の仕事も、昨今の規制緩和などにより、事業の縮小を余儀なくされていた。それと同時に組合員も組合事業への参加意欲をなくし、組合活動は低調になっていった。
■ 取り組みの内容
組合は共同販売事業において、新しい取組みを始めることとした。まず、パソコンを購入するとともに、会議・研修室を改築し、組合員が自由にパソコンが使える環境を整えた。そして、パソコンやインターネットの技術講習会を開き、組合員にITに親しんでもらうとともに、補助事業で作成した組合のホームページを活用し、海外販路拡大の取組みを理解してもらうことにした。こうした活動により、組合員の参加意識は高まり、全組合員が賛同するまでになっている。平成14年度には補助事業で、海外バイヤー向けBtoBサイトに組合員商品を掲載し、その引き合い数やアクセス者の調査を実施した。その結果、48カ国から約200件の引き合いがあり、BtoBサイトや組合ホームページに十分な利用価値があることが分かった。又、商社を通さず輸出業務を行うため、商談にも対応できる外国語の専門家やホームページを管理するIT技術者など、知識や経験が豊富な専門家スタッフも確保している。現在、情報収集した約200件のバイヤーに対し、メールマガジンを月1回発信し、商談を進めている。
■ 成果
今後は安全な取引を基本とし、細かなルール整備を徹底することにより、共同販売事業は再生に向かうと思われる。また、海外バイヤーにあった商品「新和陶」(輸出向け和陶器)の企画制作を進め、海外市場での業界の地位を確立していく。

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