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県内先進組合事例
 岐阜柳ヶ瀬商店街振興組合連合会
住所 〒500-8833 岐阜市神田町2-2 岐阜商工会議所3F
TEL 058(262)6261 FAX 058(262)6264
設立 昭和52年7月 組合員 11組合(532人)
出資金 11万円 組織形態 商店街組合
主な業種 小売業・サービス業
専従理事 組合専従者 2人
URL
買物循環バスは中心市街地活性化への起爆剤!

「ひと・まち・環境にやさしい」買物循環バスを運行。来街者の増加につながり、商店街 に活気が戻る。
■ 背景と目的
近年の当該商店街を取り巻く環境は、個人消費の低迷や近隣郊外への大型店舗の進出、さらに商店街の核店舗であった2大店舗が閉店し、年々来街者が減少していく等、大変厳しい状態が続いている。この状態を打破し、街にかつての活気とにぎわいを取り戻すため、まずは商店街に足を運んでもらうための仕掛けづくりが急務となっていた。そこで、様々な意見を広く取り入れ、国、県、市の行政機関等の多面的な支援を得ながら、柳ヶ瀬商店街の起死回生の事業として「買物循環バス運行事業」に取り組んだ。
■ 地域活性化に貢献する事業・活動の内容
平成14年9月、当該商店街を取り囲むように循環する買物バス「柳バス」を試験的に無料運行し、5ヵ月間で約20万人の利用者を得るなど、想像以上の成果を挙げることに成功した。試験運行終了後も、運賃100円のワンコインバスとして買い物客の来街の利便性を確保するとともに、「柳バス」利用者の費用負担の軽減を図ることを目的に、各組合員商店等での買い物の額に応じた割引乗車券を配布するなど来街者増に寄与している。
■ 成果
柳バスは、当初、買物循環バスとして試験的に無料で運行され、5ヵ月間で約20万人の利用者があり、当該商店街への来街者数は15%ほど増加した。商店街への来街者数の増加により、商店街全体の意識改革及び組合員の販売意欲の向上に繋がっている。現在の「柳バス」の利用状況は、一日平均約1,400人で、利用者の動態を見てみると、岐阜市周辺の郊外者の利用が約40%、これまでは歩いて柳ヶ瀬に来ていたが柳バス利用に転向したという人が約30%と、ここでも「柳ヶ瀬」回帰というねらい通りの結果が出ている。このように来街者を増やすといったハードルを越えようとしているなかで、今後はいかに滞在してもらうのか、また回遊させるかといった時間の消費を誘引する仕掛けづくり、そして商店街、各商店、商品、サービス自体の魅力作りの支援や各組合事業の創出と運営を支援していく必要がある。

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