岐阜県花崗岩販売協同組合 |
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住所 |
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〒509-8301 岐阜県中津川市蛭川5286番地の5 |
TEL |
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0573-45-2615 |
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FAX |
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0573-45-2615 |
設立 |
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昭和49年9月 |
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組合員 |
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31人 |
出資金 |
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7,272千円 |
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組織形態 |
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同業種同志型 |
主な業種 |
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石材の生産販売 |
専従理事 |
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1人 |
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組合従業員 |
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1人 |
URL |
: | http://www.hirukawa-ishi.com |
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『蛭川みかげ石を利用した新製品「中山道石畳」の開発』
自然と調和した景観を保持し、従来の石張り工事と比較して単価、施工期間に配慮した「蛭川みかげ石」を利用した新製品「中山道石畳」パネルシリーズを開発。 |
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■ 背景と目的
当地域の採掘業者、石材加工業者は、安価な外国産の石材や石材加工品の輸入の増大に影響され、経営は悪化していた。また、昨今の公共需要は、自治体の財政事情により、単価、金額面において厳しい状況であったが、加子母森林組合と共同で、蛭川みかげ石と岐阜県東濃地域を主産地とする「東濃桧」を組み合わせて、イス・ベンチ・テーブルを開発した「木・石(きせき)の融合」(木・石のコラボレーション)では、石と木が持つ自然の景観づくりということで自治体等から予想以上の反響があり、中津川市からは70基の発注があった。こうした自然の景観に配慮し、自然の特性を生かした製品が好評だったことを踏まえ、蛭川みかげ石の特性である美しい紋様を活かし、在来の石張り工事より低コスト、施工期間を短縮できる「中山道石畳」(蛭川みかげ石の乱形貼りプレキャストパネル)を開発した。
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■ 事業・活動の内容
「中山道石畳」は蛭川みかげ石の魅力を発揮する製品として、石材加工時に発生する端材を利用し、石張り工事の施工を簡便化するため、パネル化することで従来の石張り工事と比べ、施工の期間、費用が軽減され、専門職人でなくても施工可能であることから、現場の作業が省力化できるメリットを持っている。「中山道石畳」パネルシリーズは、歩道パネル(平面)と水路パネル(立面)の2種類があり、蛭川みかげ石の乱形材(端材)を枠内に敷き詰め、上からコンクリートを打ち込み、表面をショットピーニング加工(表面の凸凹ができ、滑りにくくなる)し、強度を保つため、鉄筋を入れたパネルである。
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■ 成果
「中山道石畳」は開発後間もないため、納入実績は中津川市落合本陣前整備工事における歩道パネル207u、水路パネル106uのみであるが、在来の石張り工事より単価、施工期間に配慮したメリットを持つため、今後、石の美しさによる自然の景観を活かした地域の公共施設からの採用に期待が持てる。
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看板 |

水路パネル |

歩道パネル |