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県内先進組合事例
 岐阜長良川温泉旅館協同組合
住所 〒502−0817 岐阜市長良福光2610-4
TEL 058-297-2122 FAX 058-297-2123
設立 昭和41年2月16日 組合員 7人
出資金 2,600千円 組織形態 同業種同志型
主な業種 旅館・ホテル・料理業
専従理事 組合従業員 3人
URL http://www.nagaragawa.org/
『料理長や若女将も知恵を出す、組合と組合員の活性化策』

社長は幅広い視点から、料理長は“食”の視点から、若女将は“おもてなし”の視点から、組合員も総力を結して新たな『長良川温泉』の魅力づくりに取組む
■ 背景と目的
 組合員である長良川河畔の旅館・ホテルでは、親睦旅行などの団体旅行の減少や地域の観光の目玉である鵜飼客の減少などを要因に、利用客等は減少傾向を辿り、組合員数も設立当初の3分の1になるなど、厳しい経営を強いられている。
そこで組合は、「企画宣伝委員会」「料理研究会」「若女将会」といった委員会組織を中心に、長良川温泉への観光客と組合員旅館等の利用客の増加を目指し、多様なサービス等の立案・提供を行っている。
■ 事業・活動の内容
 組合員の実務担当者で構成する「企画宣伝委員会」は、組合員旅館等を宿泊拠点とする、県内有数の観光地“白川郷”“郡上八幡”を巡る日帰りコースをバス会社等との連携により商品化し、旅行代理店等への売込みや各種観光イベント等でPRに努め利用客増を目指している。
 組合員旅館等の料理長で構成する「料理研究会」は、薬草の専門家等の指導の下、地域に自生する多様な薬草に着目し、県内の旬の農産物等と組み合わせ、健康に配慮した「薬膳料理」を開発。更に組合員ごとで創意工夫を加えた料理へと進化させ、旅の楽しみである“食”の面から新たな顧客の獲得とリピータの確保を目指している。
 組合員旅館等の若女将等で構成する「若女将会」は、地域に眠る名所・旧跡にスポットをあてた無料の「ミニ散策ツアー」を企画。宿泊客のちょっとしたフリーな時間も有意義に過ごして頂けるよう“もてなし”のサービスとして実施している。また女性ならではの感性を活かした「若女将ブログ」を開設し、パンフレットには載らない「長良川温泉」や各旅館等の旬の情報を発信することで、女性の感性に訴求し新たな利用客の獲得を目指している。
■ 成果
 組合が組合員に宿泊客等の斡旋・紹介を行うことで徴収される旅行業収入が増加している。
また、当温泉旅館の長い歴史や実績はもちろん、昨今の委員会組織が主体となって企画・提供する組合の新たなサービス等が新聞等メディアに数多く取り上げられるなどして、「長良川温泉」という名称が広く周知され、昨年地域団体商標への登録が達成された。

薬膳料理の一例

日帰りバスツアーのパンフレット

ミニ散策ツアーの様子

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