岐阜提灯協同組合 |
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住所 |
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〒500−8061 岐阜市小熊町1丁目18 |
TEL |
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058−263−0111 |
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FAX |
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058−262−0058 |
設立 |
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H5年8月 |
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組合員 |
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9人 |
出資金 |
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1,800千円 |
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組織形態 |
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産地組合 |
主な業種 |
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提灯製造販売 |
専従理事 |
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0人 |
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組合従業員 |
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− |
URL |
: | http://www.gifu-chochin.or.jp/ |
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『伝統工芸品の新しい使い方!人と人をつなぐレター提灯』
盆提灯として長く愛用されている岐阜提灯。若い世代に提灯の良さを再発見してもらうためにGIFU LANTERN PROJECTで提灯の新しい利用方法を提案した! |
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■ 背景と目的
300年続く岐阜提灯は、主にお盆に使われ、家族が集う場に欠かせない役割を持っている。しかし、近年の核家族化、生活様式の変化により利用機会が減少している。これに危機感を抱いた組合が提灯の新たな利用の機会を模索していく中で、地元デザイナー集団、地場産品やものづくりに詳しいNPO法人と連携し、GIFU LANTERN PROJECTを開始した。業界の主力商品である盆提灯とは異なる新商品開発に取り組むことにより、盆提灯にもプラスの影響を及ぼすことになればという期待感もあった。
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■ 事業・活動の内容
提灯の「軽くて折りたためる」という利点、「温もりのある灯りを醸し出す」という魅力を活かすとともに、伝統工芸品としての本質を保ちつつ、その場限りの単なる「モノづくり」ではなく提灯を使った様々なシーンを提案する「コトづくり」をコンセプトに、盆提灯にはない新たな魅力を持つ提灯の開発に取り組んだ。
新商品開発に取り組むにあたり、組合員に対しては、経費や労力等の負担を強いることのないよう、国、県、市の補助金を活用した。「提灯は人と人とをつなぐもの」という視点から、イラストやメッセージを提灯に書き込んで郵送で送る「レター提灯」を試作開発し、平成20年に岐阜県で開催された『伝統的工芸品全国大会』においても好評を得たため、商品化に着手した。レター提灯は、灯りとしてのアイテムのみでなく、情報伝達手段である手紙としての役割も付加したことにより、従来の手紙やメールでは味わうことができない心のこもった温かみのある手紙として、また、身近なインテリアとしても利用できる点で、提灯の新しい利用機会を創出することとなった。
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■ 成果
レター提灯は販売開始後まだ間もないが、若い世代にも提灯の良さを知ってもらう良い機会となるとともに、盆提灯のイメージが希薄化する中で、提灯の新たな使い方を提案したことにより、提灯を見直すきっかけにもなる。今回の開発を通じて、地場産業の組合が新しいことにチャレンジしていることを全国に発信することができ、また、岐阜提灯という伝統工芸品の持つ魅力、ひいては地場産業を再認識してもらう機会を生み出せたことは、今後の組合活動にプラスになる。
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レター提灯 |
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