岐阜市商店街振興組合連合会 |
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『地産地消グルメで商店街を食べ歩く!』
岐阜県産ほうれん草・えだ豆を使い、傘下店舗(飲食店)でオリジナルメニューを開発。商店街食べ歩きマップも作成し、来街のきっかけづくりをしている。 |
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■ 背景と目的
岐阜市商店街振興組合連合会(市商連)は、岐阜市の中心街に位置し、南北全長6キロメートルの渡りに存在する16の商店街振興組合からなる連合会である。市商連の地区内には、JR岐阜駅、名鉄岐阜駅など交通の要所があり、通行量は多いが、郊外に大型ショッピングセンターが出店するなど、商店街を取り巻く環境は厳しさを増している。市商連はこれまで、主な事業として、岐阜フラッグアート展等のイベント事業に力を注いできており、岐阜フラッグアート展は平成18年に第11回「ふるさとイベント大賞」の大賞を受賞している。こうした中、平成20年に組合設立60年の節目から、広範囲に存在する組合を一つにまとめ、商店街を活性化するために、食の安心安全と地産地消を推進する新事業「岐阜市商店街うまいもんプロジェクト」を立ち上げた。
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■ 事業・活動の内容
岐阜県産のほうれん草、岐阜市の特産品のえだ豆を乾燥粉末化し、練り込んだうどん「緑のイケ麺」と粉末を入れたふりかけ「豆菜かな」の2つを岐阜の土産品として開発した。これらを業種業態に限らず、傘下企業の店で購入できるようにし、お土産販売認定店とした。さらに乾燥粉末は傘下飲食店に販売され、オリジナルメニューを開発してもらった。これらの店を「食べ長良川(たべながら)認定店」として認定し、商店街マップを作成。離れている商店街でも「食べ長良川認定店」の新メニューを食べ歩きしてもらえるよう、来街のきっかけづくりをしている。
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■ 成果
新商品「緑のイケ麺」と「豆菜かな」は、今年6月に販売をスタートし、県内商店街初の取り組みとしてマスコミ等に取り上げられ、順調に販売個数を増やしている。「食べ長良川認定店」については、傘下飲食店の新メニュー開発のきっかけとなり、各店オリジナルメニューの開発に力を入れている。共通の素材(乾燥粉末したほうれん草、えだ豆の粉末)を使ったコロッケやスイーツ、うどんなど各店のオリジナルメニューが誕生し、これまで足を運んだことのない商店街にも足を運ぶきっかけづくりになっている。また、地産地消を推進することで、地域の食材が見直され、岐阜県産の野菜を使用した商品、商店街店舗での新メニューの開発により、岐阜のPR及び地元商店街のPRに結びつき、誘客に期待がもてる。
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「緑のイケ麺」(左)とふりかけ「豆菜かな」(右)。中央はイメージソングのCDジャケット。 |