飛騨美濃鶏ちゃん協同組合 |
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住所 |
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〒509−2505 岐阜県下呂市萩原町古関1014番地1 |
TEL |
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0577-32-8720 |
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FAX |
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0577-32-8721 |
設立 |
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平成19年10月16日 |
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組合員 |
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3人 |
出資金 |
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750千円 |
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組織形態 |
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同業種 |
主な業種 |
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鶏肉の加工又は鶏肉加工品の販売 |
専従理事 |
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0人 |
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組合従業員 |
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− |
URL |
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『愛される郷土料理「鶏ちゃん」の知名度向上による食の拡大』
組合員と組合員の取引先を含めた連携による「鶏ちゃん」の知名度向上と、その波及効果による地域活性化や事業全体の売上アップが実現した。 |
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■ 背景と目的
「鶏(ケイ)ちゃん」は、昭和20年頃から飛騨地方や奥美濃地方で愛されている郷土料理である。昭和30年頃には、味噌や醤油で味付けした真空パックで商品化され、冷凍や冷蔵状態で地元のスーパーを中心に手ごろな価格で販売されている。一方で、域外での知名度は極めて低く、鶏ちゃんが売場で販売されていても「料理方法がわからない」や「見た目だけでは味がわからない」など、鶏ちゃん料理自体が浸透していないことを理由に、売上は伸び悩んでいた。このような状況のなかで、現理事長が「全国の人々に鶏ちゃんのおいしさを知ってもらいたい」との強い思いから協力を呼びかけ、平成19年『鶏ちゃんの知名度、味・質の向上による食の拡大』を目的に組合を設立し活動を本格的に開始した。
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■ 事業・活動の内容
大手食品メーカーなどを賛助会員とし取り込み連携した事業を実施している。賛助会員が組合員の協力のもと開発したオリジナル商品「鶏ちゃん饅頭」の販売や名古屋市にある大手食品メーカー寿がきや食品鰍ェ製造する「鶏ちゃんのたれ」「鶏ちゃんやきそば」の監修を実施した。これは、長年、地元で愛されている鶏ちゃんのおいしい食べ方や料理方法に特化した監修を行い、商品パッケージにも組合が監修したことが表記されている。この商品は、テレビCM等を始めメディアでも取り上げられているため、東海地方を中心に「鶏ちゃん」の知名度は、確実に向上している。
この他にも、東京ビックサイトでの試食会、名古屋市 金山総合駅コンコースで鶏ちゃんのPRを実施するなど組合として「鶏ちゃん」の認知度向上への活動を積極的に実施している。
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■ 成果
鶏ちゃんの知名度の低さから敬遠されていた県外の食品スーパーから取り扱いを依頼されるケースが増加している。組合として実施している「鶏ちゃん」の認知度向上に向けた活動が、結果として、各組合員の「鶏ちゃん」関連製品の売上を、年間で10%〜20%伸ばしている。また、地域全体としても「鶏ちゃん」をテーマとしたB−1グランプリの出場や地域で食べられる飲食店マップの制作など観光資源としてのPRなど積極的に行われるようになり、地域、業界全体の良い波及効果に繋がっている。
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「鶏ちゃんのたれ」(左)「鶏ちゃん饅頭」(右) |

真空パックで販売されている鶏ちゃん |