美濃手すき和紙協同組合 |
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住所 |
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〒501−3788 岐阜県美濃市蕨生1851番地の3 |
TEL |
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0575-34-8278 |
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FAX |
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0575−34−8279 |
設立 |
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昭和58年4月 |
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組合員 |
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15人 |
出資金 |
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1,020 千円 |
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組織形態 |
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同業種 |
主な業種 |
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手すき和紙製造業 |
専従理事 |
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2人 |
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組合従業員 |
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− |
URL |
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『「美濃手すき和紙」の職人の技術を次代に伝える』
1300年の伝統ある「美濃手すき和紙」の技術伝承を目的とした後継者育成に取り組んでいる。 |
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■ 背景と目的
組合員である美濃手すき和紙生産者は、機械すきへの転換、生活様式の変化による需要減少による他業種への転業、後継者不足による廃業等により、ピーク時から激減し、また、高齢化も進んでいる。組合は、伝統工芸品である美濃手すき和紙の技術継承に危機感を持ち、職人の確保と育成に向けた取り組みの必要性を強く感じていた。
そこで、組合は美濃市が平成6年度に創設した「手漉き和紙後継者育成制度」に組合員とともに参画することで後継者育成の取り組みを行っている。また、平成21年度より岐阜県の「伝統的工芸品産業後継者育成事業」を活用し、美濃市の制度と並行して後継者育成事業を行うことで更なる後継者育成の強化を図っている。
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■ 事業・活動の内容
組合は美濃市が平成6年に創設した「手漉き和紙後継者育成制度」に組合員とともに参画することで後継者育成の取り組みを行っている。これは、手すき和紙の生産技術の基礎を学ぶための設備等が配置されている美濃和紙の里会館が開催する「美濃手すき和紙基礎スクール」により生産技術の基礎を習得した者がその後、組合員の工房にて高度な実務研修を経て独立開業するまでの指導を行うものである。基礎スクールの技能講師には、組合員から選抜された伝統工芸士が指導を行い、また、実務研修において組合から承認を得た者については、2年間は美濃市より5万円/月の経済的支援を受けることができるなど、その運営には組合が深く関わっている。
さらに組合は、平成21年度より岐阜県の「伝統的工芸品産業後継者育成事業」を活用し、美濃市の制度と並行して後継者育成事業を行うことで更なる後継者育成の強化を図ることとした。この事業は、研修生を組合で雇用することで経済的な支援をしつつ、計画的なカリキュラム及び組合員の指導のもと美濃和紙の里会館において集中的な研修を行うことで、3年で後継者を輩出することを目的としたものである。
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■ 成果
組合員の減少等により、組合活動が低迷する時期もあったが、後継者育成支援により、若い組合員も加わり、組合活動に新たな動きが出ている。後継者の確保の道が見えて来たことで、組合員も工房の維持、技術継承への気運が高まっている。
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【伝統的工芸品産業後継者育成事業 手すき和紙 研修】 |
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