丸重製紙企業組合 |
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住所 |
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〒501-3784 岐阜県美濃市御手洗464番地 |
TEL |
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0575-37-2329 |
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FAX |
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0575-37-2339 |
設立 |
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昭和26年2月 |
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組合員 |
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11人 |
出資金 |
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10,000千円 |
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組織形態 |
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企業組合 |
主な業種 |
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機械抄き和紙製造業 |
専従理事 |
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4人 |
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組合従業員 |
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8人 |
URL |
: | http://www.marujyu-mino.com/ |
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伝統産業に新しい視点とIT活用で、地域全体まで活性化
伝統産業である「美濃和紙」の業界に、顧客視点からの斬新な発想と生産技術の革新で、従来にない製品領域を拡大。欧米からの受注も。その力を地域活性化にも注入。 |
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■ 背景と目的
当組合は、戦後、美濃和紙の生産技術の伝承と育成のために設立されたが、和紙の需要が減少しているなかで、最近では、多品種小ロット生産、技術の伝承という時代の変化への対応を求められていた。そのため、理事長の子息2人が後継者として、組合加入したのを契機に、常識にとらわれない視点、革新的な技術の組み合わせ、新しい販路の拡大の推進により、企業組合全体の経営改革および組合員の技術力向上を目指している。
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■ 事業・活動の内容
@これまでの常識にとらわれない生産工程の改革とともに、デジタル技術を活用して、多品種・小ロットに対応できる生産技術を確立している。A川下企業や世界的デザイナー等とのコラボレーションにより、ユニークな製品の検討と開発を進めている。B組合員が一堂に会することができる事業所集中型工場という優位性を活用し、組合員相互の技術・ノウハウの交流を、積極的にすすめている。C毎月の工場見学の開催や、学校の職場体験の受入れなど、外部の視線を工場内に取り入れることにより、自然な形で組合員の意識向上を図っている。DFacebook等を活用して、企業組合の日々の活動を積極的に公開する(一部、日英2カ国語)など、インターネットを活用して、グローバルなレベルで幅広い情報発信をすすめている。Eグローバルな展示会への出展だけでなく、美濃和紙と関連した地域活性化イベントの開催など、積極的に美濃和紙との接点の拡大を図っている。
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■ 成果
透かし入り和紙の生産工程において、多品種・小ロット生産を可能にする生産技術を独自開発し、機械抄き和紙業界では、今まで受注できなかった製品アイテムが生産可能となっている。また、外部との交流を積極的に進めることで、組合員の意識改革や技術の伝承を実現しているとともに、欧州などグローバルな販路を拡大している。さらには、ITを活用した積極的な情報発信により、和紙だけでなく、地域のIT意識も盛り上げている。当該地域では、美濃和紙業界に、常に新しい風を吹き込む企業組合として、今後の期待が高まっているとともに、支援者・応援者・協力者なども増大している。
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【多品種・小ロットを実現している機械抄きライン】 |

【展示会も積極的に出展(メッセナゴヤ2012)】 |