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県内先進組合事例
 協同組合東濃地域木材流通センター
住所 〒509−7203 岐阜県恵那市長島町正家613−10
TEL 0573-25-6788 FAX 0573-25-6766
設立 平成5年12月 組合員 5人
出資金 4,200千円 組織形態 同業種同志型組合
主な業種 木造建築工事業、製材業、森林組合
専従理事 1人 組合従業員 11人
URL http://www.keypoint.or.jp/
ゼロ・エネ住宅により岐阜県産木材の需要拡大を図る

 地元木材の流通拠点として市場を運営する当組合で、木造住宅の情報発信としてゼロ・エネルギー木造住宅の開発・設置により環境への対応と岐阜県産木材の需要拡大を図る。
■ 背景と目的
 岐阜県の東濃地域における地元の銘柄材「東濃ひのき」のブランド材を地元で販売する拠点として、製材業、木造建築工事業者によって平成5年に組合は設立され、木材の流通拠点として市場等を運営している。地元木材の需要拡大を図るため共同宣伝や情報発信の一環として、木材を利用する工務店や住宅建築を計画している消費者に対し勉強会や塾などを実施している。また、同時にこの地域の特徴的な冬の寒さ、真夏の暑さを快適に過ごす家づくりの研究を組合員との協力により行っていたことで、住宅の性能をより向上させた高気密、高断熱の構造を実現。太陽光などを利用したゼロ・エネルギー木造住宅を開発し、平成24年3月にモデルハウスとして設置した。
■ 事業・活動の内容
 ゼロ・エネルギー木造住宅は、「Zero Energy Timber House(ZETH)東濃型ゼロ・エネルギー木造住宅」として、今までの研究成果と緻密なデータに基づいた結果により、空気循環システム、保温効果がある土壁の活用、高度な機密性・断熱性の確保、エネルギー源として太陽光発電・太陽光給湯システムなどを備え、建設時から解体時に至るまでトータルでCO2排出をゼロにすることに成功した。室内は、夏の暑い昼間でも6畳用のエアコン1台で家全体を冷やすことが可能になる。これは、木造住宅としての工法により高気密・高断熱を実現し今の環境対応にマッチした住宅となっている。また、モデルハウスには、電気自動車の充電設備なども備え新しい住宅として提案している。
■ 成果
 ゼロ・エネルギー木造住宅は、国土交通省の事業にも採択され、また、環境に優しい住宅として関心が高まっている。この住宅の普及は、CO2削減・地球温暖化の抑制といった大きな社会的要請に貢献するとともに、「東濃ひのき」等の岐阜県産木材の需要拡大や、ゼロ・エネルギー木造住宅で使われる工法や技術は、組合員や地元工務店の技術の向上にも繋がるものである。今後は、地域のスタンダード住宅として、広く販路開拓を目指すこととしている。


【ゼロ・エネルギー木造住宅(ZETH)】

【太陽光給湯システム】

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