下呂温泉旅館協同組合 |
〜長期的視点から下呂温泉の魅力を高め下呂ファンを拡大〜 |
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住所 |
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〒509−2207 岐阜県下呂市湯之島801番地2 |
TEL |
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0576-25-2064 |
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URL |
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http://www.gero-spa.or.jp |
設立 |
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昭和38年9月 |
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出資金 |
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49,465千円 |
主な業種 |
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旅館、ホテル |
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組合員 |
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40人 |
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■ 背景と目的
下呂温泉は、バブル崩壊や他地域の高速道路開通等により、年間宿泊者数がピーク時の160万人から100万人へと下降線を辿っていた。こうした状況を打破し年間120万人の目標を実現するために、@下呂に宿泊してみたくなる環境づくり、A宿泊時の満足度UPによるロイヤリティの向上、B旅館が効率よく集客できる仕組みの三面から、下呂温泉のファンを増やすことを目的とした。
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■ 事業・活動の内容
@下呂に宿泊してみたくなる環境づくり
3つの旅館の内湯を巡れる「湯名人湯めぐり手形」、話題性の高い「下呂温泉謝肉祭」、下呂温泉水を活用した「下呂温泉コスメシリーズ」商品の開発・販売、来訪しやすい「直行バス」の運行、それらの話題をメディア経由で発信する仕組みで、“集客→体感→宿泊”を実現する。
A宿泊時の満足度UPによるロイヤリティの向上
話題性が高く、宿泊客にも好評の「下呂温泉神社例祭」「下呂温泉謝肉祭」「花餅飾り&餅つきイベント」「下呂温泉花火ミュージカル、花火物語」の開催と、「下呂温泉コスメシリーズ」商品の開発・販売により、地域的な側面から、旅館での宿泊満足度を高める。
B組合員(旅館・ホテル)が効率よく集客できる仕組み
他地域では見られない「簡易ガス事業」に加え、個々の旅館の費用削減のための「共同購買事業」「特別宣伝事業」「直行バス事業」とともに、下呂市との折衝により「入湯税を補助金として還付する仕組み」を構築。また、地デジテレビ切替時の一括購入をはじめ、エレベーター保守点検費用減額交渉、産業医斡旋交渉、高圧受電施設の電気保守料金交渉、LED照明器具更新交渉など行い、スケールメリットを活かした付加価値を組合員へ提供した。
この3面から下呂温泉への観光客を増やす取組みを行い、結果として、下呂温泉ファンの拡大と地域経済の活性化を図っている。
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■ 成果
年間宿泊客数が平成27年度は104万人で前年比5.9%増、平成28年度は108万人(前年比3.5%増)の見込みとなり、目標120万人へ向けて下呂温泉ファンが確実に増加している。
背景は、@長期的な先見性、A地域へのこだわり、B点よりも面を優先する視点、C強いリーダーシップの4点を組合が持っていることがあげられる。

下呂温泉神社の例祭の様子 |

謝肉祭のパンフレット |
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■ 事業・活動推進のキーファクター
お客様である宿泊者の視点と、各旅館の経営という視点を大切にしながら、熱い想いと強いリーダーシップにより、将来を見据えた組合活動を立案・実施し続けていること。 |