赤帽岐阜県軽自動車運送協同組合 |
〜「ブランド力」を明確にした、顧客獲得への取り組み〜 |
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住所 |
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〒501-6013 岐阜県羽島郡岐南町平成3丁目152番地 |
TEL |
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058-247-4451 |
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URL |
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http://gifu.akabou.jp/ |
設立 |
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昭和53年4月 |
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出資金 |
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4,000千円 |
主な業種 |
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運送業 |
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組合員 |
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81人 |
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■ 背景と目的
物流業界では新規参入業者の増加による競争の激化や高齢化による就業者の減少など、様々な問題が発生しており、当組合においても規模の縮小を余儀なくされていた。さらに組合員の減少に合わせて、新たな取組みへの着手が疎かになっていることに危機感を抱き、ブランド力を強化して現状の打破を目指すこととした。
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■ 取組みの手法と内容
はじめに、昨年度、岐阜県中央会の「組合等ブランド強化支援事業」(全6回実施)を活用し、外部専門家を招いて組合ブランドを明確化することに着手した。役員全員が参加し、@現状把握、A方向性の検討、B「強み」の発掘、C事業の目的確認、Dドメインの設定、E目標設定、F新規事業の可能性検討、G具体的なアクションプランの決定といった段階的なプロセスを通じて、組合が目指すべき方向性を確立させていった。話し合いを進める中で対立することもあったが、曽根理事長が中心となって意見をまとめ、役員全員で意思統一を図ることができた。その結果、組合の主事業である共同受注事業の重要性を再認識するとともに、組合の特長(強み)を外部へ発信していくことの必要性が明るみになった。
そのため、今年度、岐阜県中央会の「組合等活動応援助成事業補助金」を活用し、組合PRのための広告宣伝活動を行うこととした。まずは、営業ツールとしてチラシ及びマグネットシートを製作、先の「組合等ブランド強化支援事業」で明らかになった組合の特長を明確にしたものを作成することができた。現在は、県内の工業団地を中心とした訪問先リストを作成して、計画的に営業活動を進めている。
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■ 成果とその要因
役員の間で意見の対立や議論が白熱したことも多々あったが、曽根理事長の組合活性化への強い想いとリーダーシップにより粘り強く合意形成を進めた結果、意思統一が進み、コミュニケーションがスムーズになった。現在は役員全員が組合のために積極的に営業活動に着手し、新規の受注獲得に繋げることができているほか、新規組合員の募集も精力的に行っている。

役員全員による会議の様子 |

製作したチラシ、マグネット |
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■ 事業・活動 実現のキーファクター
自組合の「ブランド力」について突き詰めて考え抜くことで、「やるべきこと」が明確になり、組合員一丸となって新規事業に取り組むことができた。 |