組合ガイド
組合紹介
県内先進組合事例
制度の概要
なぜ中小企業に組合が必要か
組合と会社の相違
組合の管理・運営
組合の種類と主な事業
組合設立の方法
中小企業者の組合制度の比較
組合事務マニュアル
加入
脱退
役員の就任・辞任
総会・理事会
総会議案書の作成
総会における議事の進め方
行政庁への提出・届出書類の作成
登記
法改正後における通常総会までの事務手続き
組合決算期の各種事務手続き
文書保存期間の目安
規約・規程
書式・様式集(ダウンロード)
もどる
県内先進組合事例
丸重製紙企業組合
〜SDGsを活用した自立・循環型地域経済モデルの確立〜
住所 〒501−3784 岐阜県美濃市御手洗464番地
TEL 0575-37-2329 URL http://www.marujyu-mino.com/compnay
設立 昭和26年2月 出資金 10,000千円
主な業種 和紙製造業 組合員 10人
■ 背景と目的
 近年、洋紙(パルプ)や石油製品の消費拡大により、和紙の需要は減少傾向にある。また、美濃和紙の産地として知られる美濃市は、少子高齢化による地域経済の衰退という問題を抱えていた。当組合では、これらの問題解決へ取り組むべく「美濃と和紙を元気にする」をスローガンに掲げて、新たな活動を始めた。

■ 取組みの手法と内容
 「美濃と和紙を元気にする」取り組みとして、はじめに、SNS(フェイスブック)を使って、自社・地域の情報を発信することに着手した。事業者の減少が進む和紙業界において、積極的なPRの重要性を認識していたためである。この取り組みによって、消費者・同業者などと繋がることができ、消費者ニーズ・商流といった情報収集が可能となった。また、より直接的にPRすることを目的に、工場見学を開始した。反響は大きく、新たな顧客層の開拓に繋がると共に、「自社を観光地としてPRする」という着想に繋がっていった。
 次に、美濃市内での利益循環を目指して、地元企業等との共同出資により地域電力会社である「みの市民エネルギー株式会社」を設立した。平成29年に美濃市での電力販売をスタートさせ、契約者数を順調に伸ばしている。また、美濃の観光地を盛り上げるため、古民家再生事業を中心とした街づくりに取り組む「みのまちや株式会社」を企業との共同出資により設立した。その後、宿泊施設である「NIPPONIA美濃商家町」と、組合直営の和紙専門店の「Washi-nary」を開業させ、美濃市の観光業の一翼を担うまでとなった。
 組合のPR・情報発信だけに留まらず、企業との連携により地域の振興にも携わることで、結果的に美濃地域における組合の認知度や地位向上に繋がっていった。

■ 成果とその要因
 次々と新たな事業・活動に着手できた理由は、「美濃と和紙を元気にする」という明確な目標があったからである。この目標にSDGsが掲げる「持続可能」という考え方を取り入れ、「自立型・循環型の地域経済モデル」という組合ビジョンの確立させることができた。今後は、新たなビジョンを元に循環型社会を目指した多角的な事業展開を見据えている。


NIPPONIA美濃商家町の外観

Washi-naryの内観
 事業展開 略図

■ 事業・活動 実現のキーファクター
 目的・目標から逆算的に実行策を考えていく「ビジョン経営」を実践することができていた。そのため、意思決定がスピーディーかつ的確で、事業全体に推進力を与えていた。

▲ページ上へもどる