経営者の平均年齢はこの30年上昇を続けており、現在経営者の平均年齢は59歳9か月と経営者の高齢化が顕著になっています。経営者の高齢化は、各企業における事業承継が円滑に行われていないために起きており、その状態が解消されなければ、事業の縮小・廃業の増加に繋がり、サプライチェーンの崩壊や地域経済・地域雇用への悪影響となって表れます。それらを防ぐには、次代への事業承継への認識、対策、取組みが必要となります。また、政府においても平成30年度の税制改正において、適用要件緩和など、より多くの事業者の利用を促す方向での事業承継税制の拡充を検討しており、事業承継の重要性は高まってきております。 そこで本講習会では、事業承継対策の進め方について事業承継計画を基に具体的に学んでいただきます。また、来年度改正される予定の事業承継税制の改正点及び活用のための新要件などについても学び、事業者の皆様の事業承継円滑化に資することを目的といたします。
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