経営者の平均年齢はこの30年上昇を続けており、現在経営者の平均年齢は59歳9か月と経営者の高齢化が顕著になっています。経営者の高齢化は、各企業における事業承継が円滑に行われていないために起きており、その状態が解消されなければ、事業の縮小・廃業の増加に繋がり、サプライチェーンの崩壊や地域経済・地域雇用への悪影響となって表れます。それらを防ぐには、次代への事業承継への対策・取組みの推進、経営者・後継者の意識の向上が必要となります。 また、中小企業では日々の業務に追われ、後継者を選定することを後回しとして、対策をとることもなく成り行きのまま廃業・倒産を迎える経営者も多く、特に企業規模が小さくなるほどその傾向が強くなっています。 そこで本講習会では小企業者などの零細企業が事業承継に取り組んだ事例を紹介し、事業承継の際には何が課題となるか、どのような解決策があるのかを具体的に学んでいただきます。
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