調査レポート
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景気動向調査
 平成20年6月  (平成20年6月末調査)
 岐阜県中小企業団体中央会では、県内中小企業の現況、課題を迅速にとらえ、これらの情報を関係行政等へ提供するとともに、本会事業の活用に資することを目的に、中小企業団体情報連絡員制度(政府指定事業)を実施しております。

 当制度に基づき、県内の主要業種85組合(うち82名分の集計)に中小企業団体情報連絡員を設置し、毎月の調査報告を収集しております。

 本レポートは、その中で、県内中小企業の景況動向について取りまとめたものであります。
  〔 1 〕6月の特色
◆ 景況感低迷 マイナス60台続く
  〔 2 〕6月の概況
 当月の景気動向を前年同月比景況感DI値で見ると、好転1、悪化67でDI値はマイナス66となり、前月のマイナス64に対し、2ポイントの悪化となっている。

 景況感DI値は、昨年10月以降減少傾向が続いている。また、3月以降のDI値の水準は、マイナス60ポイント前後で推移するなど、強い悪化傾向にある。
 業種別にみると、前月と同様に、製造業では全体に低調な中、販売価格DI値に改善傾向がみられる。非製造業では、主要項目のDI値に悪化傾向が強くなっている。

 他の主要な調査項目については、売上高DI値マイナス41で、前月比5ポイント減、販売価格DI値マイナス5で、前月比2ポイント減、収益状況DI値はマイナス62で、前月比2ポイント減と全て悪化の動きとなった。

 コメントでは、業況の低迷要因として、燃料費、材料費の値上げが続き、価格転嫁の追いつかないことによる収益悪化や、先行きに対する不安感を訴える意見が依然多い。また、個別業界の特徴として、@食品の中でも菓子業界は、嗜好品に近く買い控えの対象になりやすいため、大変厳しい状況である。A異常なまでのガソリンの高騰、物価の値上がりなどで、運賃も燃料サーチャージ制の導入を議論しているとの意見も出ている。

 前年同月比景況感好転業種は、広告美術のみに対し、悪化業種は55業種である。特に、食料品(4業種)、繊維・同製品(5業種)、木材・木製品(3業種)、紙・紙加工品(2業種)、窯業・土石(7業種)、各種物産品製造(2業種)、小売業(7業種)、建設業(10業種)、運輸業(2業種)の業種区分に悪化傾向が強い。

  主な調査項目での動向
売上動向は、前年同月比で増加12、減少53でDI値はマイナス41となり、前月のマイナス36に対し、5ポイントの減少となっている。
 DI値は、前月の大幅な改善の動きに対して、今回は、大幅な悪化となり再びマイナス40ポイント台となるなど不安定な動きをしている。
 売上増加となった業種は、銘木、プラスチック、鋳物等10業種である。
 売上減少となった業種は、44業種である。特に、食料品、各種物産品製造、商店街、建設業、運輸業の業種区分に悪化傾向が強い。

販売価格の動向は、前年同月比で上昇18、下降23でDI値はマイナス5となり、前月のマイナス3に対し、2ポイントの悪化の動きとなっている。
 販売価格が上昇した業種は、牛乳・乳製品、豆腐、食肉、毛織物等15業種である。
 販売価格が下降した業種は、19業種である。特に、建設業の業種区分に悪化傾向が強い。

収益状況の動向は、前年同月比で好転2、悪化64でDI値はマイナス62となり、前月のマイナス60に対し、2ポイントの悪化の動きとなっている。
 DI値の水準は、2ヶ月連続悪化しマイナス60ポイント台の強いマイナスの値が続くなど、極めて強い悪化傾向となっている。
 収益状況が好転となった業種は、共同店舗(東濃)、広告美術である。
 収益状況が悪化となった業種は、53業種である。特に、食料品、繊維・同製品、窯業・土石、機械・金属関係、各種物産品製造、小売業、商店街、建設業、運輸業の業種区分に悪化傾向が強い。

資金繰りの動向は、前年同月比で好転1、悪化41でDI値はマイナス40となり、前月のマイナス36に対し、4ポイントの悪化となり依然、厳しい状況である。特に、小売業、建設業で悪化傾向が強い。

[景況グラフを開く]

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