○ よりよい作業は点検整備の励行で
  農業機械の故障は、ほとんど農繁期に起きています。機械の故障によって作業計画が狂い、作業適期を逃してしまうダメージは想像を超えます。
農業機械は「忙しいときこそ信頼できる機械」であってもらいたいものです。
点検整備により次のような効果が期待されます。
@ 性能の維持
    故障の心配がなく、作業適期をのがさない。
A 収量の増加
    適期農作業と作業精度の確保により増収が見込める。
B 安全性の確保
    不整地走行においても快適で安全な農作業ができる。
C 利用コストの低減
    耐用年数を増加させ、経済効果を高める。
○ 異常の有無のチェックをする習慣を身につける
 

機械を信頼できる状態に保つには日常点検と定期点検が重要です。
@日常点検
  日常点検は、使用者が自ら機械を使用するときに日常行う点検です。
   ※機械の運転前
   ※運転中
   ※作業終了後
   以上の3時点で異常の有無をチェックします。
A定期点検
  定期点検は、毎週、毎月、あるいはシーズンの前後などに定期的に行う点検です。
  機械に添付された取扱説明書の内容をよく理解して行います。
B格納点検とシーズン前点検(シーズンオフに完全整備を)
  農業機械は「忙しいときこそ信頼できる機械」であることが最も重要です・ 
  そのためにはシーズン終了後の格納点検と、シーズン初めの定期点検を
  確実に行うことが望まれます。