|
|
1.装飾の技法 |
|
- 貫 入
- 素地と釉薬の収縮率の違いから生じる。
- 象 嵌
- スタンプや線彫りで 文様を付けたり、化粧掛けを行った後で化粧土をかき落とし文様にし透明釉を掛ける。
- 粉 引
- 鉄分の多い素地に白い化粧土で覆い透明釉を掛ける白い粉を引いたような所からついた名称。
- 蛍 手
- 素地を透し彫りにして、その空間に透光性のある物質を埋め込んで焼いたもの。
|
2.器の形と呼び名 |
|
|
湯呑み(ゆのみ)
器の口径より高さが高い茶飲み茶碗。 |
|
汲み出し(くみだし)
器の口径より高さが低い茶飲み茶碗。 |
|
煎 茶(せんちゃ)
器の口が朝顔型に開いた茶飲み茶碗。一般的に器の口径より高さが低い茶飲み茶碗をいうが、現在では汲み出しと煎茶を区別して呼ばない。 |
|
土 瓶(どびん)
上側に「つる」のついたもの。 |
|
急 須(きゅうす)
横に手がついたもの。 |
|
3.「左馬」 |
|
古くから馬は神の乗り物として、神格化され神馬としてよろず神々の怒りを鎮め神威にあずかるため奉納された。
焼き物どころでは、工人の手を離れた焼き物が無事に焼けるようにと、初窯に火の神を祈って左馬を描いたのを焼く。
中風にかからぬように常用し、幸せを呼ぶものとして大切にするなどいつしか縁起ものとなってきたのです。 |