メッキの種類と特徴
金メッキ
 ほとんど全ての金属は白ないしは灰色を呈しているが、金と銅だけは独特の色調を有している。特に、金は美しい輝きと優れた耐食性があるため、古くからメッキ法によって高級な装身具、食器などに広く利用されてきている。

 装飾用金メッキは一般に0.5ミクロン以下の膜厚であるが、時計・ライター等のケースでは8〜20ミクロンの厚付メッキが施されるものもある。膜厚が0.5ミクロン以下の場合には耐食性、耐磨耗性を考慮してクリヤラッカーをコーティングすることが多い。また、8〜20ミクロンの厚付メッキでは、下地に12〜18カラットの金メッキをし、最後に希望する色調の金メッキで仕上げることもある。

 金メッキは金以外の金属を加えて合金メッキにすることにより、非常に多種類の色調を出せることも、他の金属にはない大きな特徴の一つである。
 
 
 
 
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