| 平成２７年８月 （平成２７年８月末調査） |
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岐阜県中小企業団体中央会では、県内中小企業の現況、課題を迅速にとらえ、これらの情報を関係行政等へ提供するとともに、本会事業の活用に資することを目的に、中小企業団体情報連絡員制度（政府指定事業）を実施しております。
当制度に基づき、県内の主要業種６９組合(うち６９名分の集計)に中小企業団体情報連絡員を設置し、毎月の調査報告を収集しております。
本レポートは、その中で、県内中小企業の景況動向について取りまとめたものであります。 |
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| 〔 １ 〕８月の特色 |
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◆景況感ＤＩ値マイナス１７〜前月比３ポイントの悪化〜
◆売上高ＤＩ値前月比１８ポイントの悪化
〜非製造業においては前月の反動で前月比４５ポイントの悪化〜
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| 〔 ２ 〕８月の概況 |
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当月の景気動向を前年同月比の景況感ＤＩ値で見ると、好転４、悪化２１で、ＤＩ値はマイナス１７となり、前月のＤＩ値マイナス１４に対し、３ポイントの悪化となった。
さらに業種別の景気動向を前年同月比の景況感ＤＩ値でみると、製造業のＤＩ値はマイナス２５となり、前月比で３ポイントの悪化、非製造業のＤＩ値はマイナス９となり、前月比で３ポイントの悪化となった。
なお、回答のあった６９業種のうち、前年同月比で景況感が「好転」と回答した業種は、機械・工具販売、青果販売、高山旅館の３業種(前月比±０業種)。
また、「悪化」と回答した業種は１５業種（前月比＋２業種）あり、商店街の区分で多かった。
主要な調査項目を見ていくと、売上高ＤＩ値はマイナス１７で前月比１８ポイントの悪化、販売価格ＤＩ値はプラス２で前月比４ポイントの改善、収益状況ＤＩ値はマイナス１３で前月比２ポイントの悪化、資金繰りＤＩ値は±０で前月比６ポイントの改善となった。売上高ＤＩ値は２桁の悪化となり、特に非製造業の売上高ＤＩ値はマイナス２７で前月の反動により前月比４５ポイントの
悪化となった。
コメントを見ると、製造業では、「ラーメン丼の輸出が好調。円安により貿易向け商品は好調。（陶磁器（工業））」など、プラスの内容が報告された一方で、「公共・民間工事の低迷により、出荷量は県下全域において前年同月比、前月比ともに１５％程の減少となり、在庫量は増加傾向。（砂利生産）」など、マイナスの内容も報告された。
非製造業では、「お盆の観光客の入込数は、前年比１１３．６８％と増加し、日本人のみならず外国人観光客も順調に推移している。（高山旅館）」など、プラスの内容が報告された一方で、「景況感の悪化は、天候不順、インターネットの拡大と個人手配旅行の増加、バス代金の上昇、インバウンドにより、東京・大阪のホテルの予約が取れず、宿泊レートが高騰したことが原因。（旅行業）」など、マイナスの内容も報告された。
その他、「人手不足感も業界全体の問題（機械すき和紙）」、「技術者不足が懸念されている。仕事量の減少により雇用が難しくなっている。（管設備工事）」など、人手不足を伝える報告が、製造業、非製造業ともに見られた。 |
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| 主な調査項目での動向 |
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売上高の動向は、前年同月比で増加２０、減少３７でＤＩ値はマイナス１７となり、前月のプラス１に対し、１８ポイントの悪化となった。
売上高が増加した業種は１４業種（前月比−５業種）あり、菓子、毛織物、縫製(既製服)、銘木、東濃ひのき、機械すき和紙、陶磁器(工業)、メッキ、県金属工業団地、可児工業団地、青果販売、家電機器販売、生花販売、高山旅館である。
売上が減少した業種は２６業種（前月比＋８業種）あり、特に窯業・土石、商店街、運輸業の区分で多かった。
販売価格の動向は、前年同月比で上昇１５、低下１３でＤＩ値はプラス２となり、前月のマイナス２に対し、４ポイントの改善となった。
販売価格が上昇した業種は１１業種（前月比±０業種）あり、牛乳、食肉(国産)、毛織物、家具、特殊紙、砕石生産、鋳物、青果販売、水産物商業、生花販売、旅行業である。
販売価格が低下した業種は９業種（前月比−３業種）となった。
収益状況の動向は、前年同月比で好転１３、悪化２６でＤＩ値はマイナス１３となり、前月のマイナス１１に対し、２ポイントの悪化となった。
収益状況が好転した業種は９業種（前月比−２業種）あり、縫製（既製服）、東濃ひのき、機械すき和紙、陶磁器（工業）、可児工業団地、青果販売、家電機器販売、生花販売、高山旅館である。収益状況が悪化した業種は１８業種（前月比±０業種）あり、特に商店街の区分で多かった。
資金繰りの動向は、前年同月比で好転７、悪化７でＤＩ値は±０となり、前月のマイナス６に対し、６ポイントの改善となった。
資金繰りが好転した業種は５業種（前月比＋１業種）あり、東濃ひのき、可児工業団地、機械・工具販売、家電機器販売、高山旅館である。
資金繰りが悪化した業種は５業種（前月比−３業種）となった。 |
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