Q1.石膏について、少し詳しく教えて下さい。
A1.石膏の原料は、元来天然に産出する石膏鉱石です。
その主成分は、硫酸カルシウム(Caso4・2H2O)です。
残念ながら、日本では純度の高い石高鉱脈はなく、大部分は紅海沿岸の
ラスマラップ原石、地中海沿岸のサイプラス原石、中国応城県の応城原石および、
モロッコ原石等の輸入にたよっています。
この石膏を約125℃で加熱すると、結晶水を放出し、半分子の結晶水を持つ状態
(Caso4・1/2H2O)になり、水を加えると、固まる石膏が出来上がります。
Q2.口の小さな花ビンとか、土ビンのように、中が空になっている陶器は、どのように
作るんですか?
A2.そうですねー。これは、誰もが不思議だなーと思うのは当然です。
まず、石膏型にドロ状の土を入れます。
そうすると、時間が経つにつれて、石膏は水を吸う力がありますので、石膏の
面に接したドロが、石膏に水分を吸われ固くなってきます。
適当な時間がたったら、石膏型をひっくり返して、中のドロを抜きます。
すると、石膏型に一定の厚みの土が一面に残り中が空洞になります。
型をはずすと出来上がり、という訳ですが、理解していただけたでしょうか?
1.流し込み |
2.逆さの状態にして おく
|
3.10分位たったら
鋳込口の泥をとる
|
4.型をはずす
|
その他に、石膏、型、陶磁器、など 何でも結構です、ご質問があれば、メールでお寄 せ下さい。お待ちしております。
担当 小栗 |
|