五斗蒔陶土
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有名な志野、織部などの美濃古陶は土岐市泉町の五斗蒔、可児町の大平、大萱の粘土で焼かれたものですが、今では土岐市五斗蒔の陶土層にしか残っていません。 志野、織部焼はもとより、この種の工芸製品を焼く場合、この粘土に頼るしかなく、今では極めて貴重になっています。 この五斗蒔陶土は採掘したものを丁寧に水簸(水こし)により分級し、よく練り、よくねかしたもので、普通の陶土と異って粉砕加工をせず、自然のままで使用します。特有な土味を出すのもそのためです。陶器の素地は重量感があり、軽いものがよく、この性質は五斗蒔土のみがもつ特長であると言われています。 五斗蒔陶土は、大半は石英分(せきえいぶん)とカオリン質粘土と長石(ちょうせき)からなっています。それぞれの、粒子が粗いものと細かいものが自然的に粒度配合がなされています。 |
このような鉱物的性質は化学的にも珪酸(けいさん)、アルナミ、鉄、カリウム、ナトリウムなど多くの成分から形成されていて、高い複合性を示します。
陶土は自然資源であって無限とはいえません。有名なこの五斗蒔粘土を有効に、できるだけ多くの人々に使用される事を願って美濃陶業を伝承する泉陶磁器工業協同組合は純良な陶土の調整事業を開始して多くの需要にお応えしています。 |
土の販売
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五斗蒔土 | 五斗蒔黄土 | 五斗蒔荒土 |
30kg単位で、販売致しております。 |
陶芸教室
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五土蒔粘土は陶芸教室でも使われております。陶芸用には最適で、手作り用の土粘土になっております。 |
ロクロでつくる |
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ご注文表
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