死亡労働災害撲滅へ向けた緊急要請（岐阜労働局より）
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このたび、標記に関し、岐阜労働局長より、本会に対し緊急要請がありました。
岐阜県内の労働災害による死亡者数は、長期的には減少傾向にあり、一昨年は、過去最少となりましたが、本年は、５月３１日現在で死亡者数が既に一昨年の年間死亡者数と同数の１０人となり、前年同期の５人と比較して２倍と大幅に増加し、この状況が続けば、年間死亡者数が２０人を超え、１０年前の水準に逆戻りすることが危惧され、大変憂慮すべき状況にあります。
本年の死亡災害の発生状況を業種別で見ると製造業で６人となり、昨年の２人と比較して大幅に増加しています。事故の型別では、「墜落、転落」と「はさまれ、巻き込まれ」によりそれぞれ３人、被災者の年齢別では、６０歳以上の方が５人と半数を占め、被災者の経験期間では、「１年未満」と「１０年以上」の方がそれぞれ３人となっています。
労働災害は、本来あってはならないものであり、特に死亡災害の防止には、不断の取組が求められます。
このような状況から県内の事業場における死亡災害を撲滅するため、労使一体となり、以下の取組を徹底し、労働災害防止に努めていただきますよう要請いたします。
<取組事項>
１ 経営トップが職場パトロールを実施すること。
２ 「墜落、転落」、「はさまれ、巻き込まれ」防止措置など基本的な安全対策を確実に実施すること。
３ 機械設備の修理、点検等非定常作業を含めた安全作業マニュアルを確認し、マニュアルに沿った作業の
実施を徹底すること。
４ 労働者が安全に通行できる通路を設定し、整理・整頓・清掃を通じ、その維持を図ること。
５ 雇入れ時、作業転換時の労働者に対する安全教育を確実に実施すること
詳細は下記の【PDF】ご確認ください。
令和3年における死亡災害発生状況（速報）【PDF】
令和3年の岐阜県内における死亡労働災害の発生状況【PDF】
令和3年度全国安全週間【PDF】
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