TOP>>製品の紹介

Q01:消火器は誰にでも簡単に使えますか?

Q02:防災訓練の目的はなんですか?

Q03:天ぷら油火災が多いと聞いていますが本当ですか?

Q04:火災の種類によって適応する消火器が違うのですか?

Q05:消火器の設置場所はどこが効果的ですか?

Q06:消火器の使い方のポイントは何ですか?

Q07:消火器の正しい設置方法は?

Q08:消火器を購入する場合、どんなことを注意すればよいのですか?

Q09:家庭に置いている消火器にも点検が必要ですか?

Q10:消火器を保管する際に注意することはありますか?

Q11:消火器はいつまで使えますか?

Q12:不要になった消火器はどうしたらいいですか?

Q01:消火器は誰にでも簡単に使えますか?

消火器の使用方法図01:消火器の使用方法

女性の方は「使い方がむずかしそう」とか「重くて持てないのではないか」と思われがちですが、そんなご心配はいりません。肝心なのは落ち着いて使用することです。
また、イザという時に消火器があるという安心感が、落ち着きをとり戻すことにつながります。ご購入の時に、実物を手にして使い方の説明を受ければ一層よくわかります。ご家族の方すべてに徹底することも忘れないようにしましょう。
ご注意:消火器は、器種により使用方法が異なるものもありますので、あらかじめ使用方法をご確認ください。

ページトップへ

Q02:防災訓練の目的はなんですか?

現在、日本では、関東大震災のあった9月1日を防災の日と定め、国を挙げての防災訓練が行われています。その他、静岡県では7月第一土曜日を「地震津波対策の日(1993年北海道南西沖地震に拠る)」、12月第一日曜日を「地域防災の日(1944年東南海地震に拠る)」として県をあげて防災訓練が行われています。また、阪神・淡路大震災のあった1月17日近辺にも防災訓練は行われています。
火災は他人事ではありません。誰もが自分の家から火は出さないと思っていますが、近所の家からのもらい火は、どうすることもできません。自分の家を守るためにも地域でお互いに助けあうことが肝心です。自分の家に消火器などの防火の備えをするのはもちろんのこと、防火訓練が催されるときには、隣近所を誘い合わせて、進んで参加しましょう。
消火器の使い方なども実物を使って覚えておけば、イザというとき、備えてある消火器を落ち着いて操作することができます。消火は落ち着いて行ないましょう。

ページトップへ

Q03:天ぷら油火災が多いと聞いていますが本当ですか?

コンロ火災と天ぷら油火災の発生数の推移図02:コンロ火災と天ぷら油火災の発生数の推移

建物火災の主な出火原因は、コンロの消し忘れによるものが最も多く、手軽な冷凍食品の普及に伴い、天ぷら油などの火災がその大半を占めています。揚げものをするときは、鍋から離れないようにしましょう。どうしても離れなければならないときは、必ずコックを閉め、火が消えていることを確認してください。
コンロの炎が油に届かなければ着火しないと思われますが、これは間違いです。天ぷら油は380度位で自然発火します。万が一天ぷら油に火が入った場合は、住宅用強化液消火器がより効果的です。あわてて水などをかけたりすると炎が急に2m近く大きくなり、油が飛び散ってしまいます。
住宅用強化液消火器は、数秒で天ぷら油の火災をすばやく消火し、油の温度を下げて再燃させません。また、小型軽量で使い方も簡単で、女性にも扱いやすい消火器です。天ぷら油火災には最適な消火器ですから、台所に1本はそなえたいものです。天ぷら油火災には専用の住宅用消火器を用意しましょう。

ページトップへ

Q04:火災の種類によって適応する消火器が違うのですか?

住宅用消火器の表示例図03:住宅用消火器の表示例
義務設置用消火器の表示例図04:義務設置用消火器の表示例

消火器は、火災の種類に応じて普通火災用・油火災用・電気火災用などに分類されています。住宅用消火器には、どのような火災に適した消火器なのかを示す順応火災が絵表示で示されております。
ご家庭には住宅用消火器をおすすめします。また、法令で定められて設置する消火器は、適応火災を示す色マークがついています。


ページトップへ

Q05:消火器の設置場所はどこが効果的ですか?

消火器設置場所図05:消火器設置場所(クリックすると拡大)

ご家庭に消火器を設置する場合、家の構造や大きさにもよりますが、まずは一般的な多くの火災に対応できるABC粉末消火器を居間や玄関辺りに設置し、出火の可能性の多い台所にはてんぷら油に有効な消火器具を設置するようにしてください。 消火器は大きいほど消火能力はありますが、重くて使えないようでは意味がありません。購入時に販売業者にご相談ください。
火災は初期の段階で火を消したり抑制することで被害を最小限にとどめることができます。そのために住宅の火災特性に合わせた誰にでも使いやすい住宅用消火器を適した場所に置いておきましょう。
特に高齢者などの方々が住んでいる住宅には、自動的に消火ができる住宅用自動消火装置の設置をおすすめします。
消火器を設置するときには以下のことに留意しましょう。

・通行や避難に支障のないところで、使用時には容易に持ち出せる場所に設置してください。
・サビの原因になりますので水のかからない場所に置いてください。
・棚の上などに置くことは避けてください。落下して薬剤が噴出したり、思わぬケガの元になります。
・ガスコンロやストーブなど、熱源のそばには置かないでください。

ページトップへ

Q06:消火器の使い方のポイントは何ですか?

消火器の能力を最大限に活用するには、次のような点に事項を心がけましょう。

・風上に回りこんで消す。
・姿勢をなるべく低くして、熱や煙を避けるようにして消火器を構える。
・炎や煙に惑わされず、燃えている物体にノズルを向けて、火の根元をめがけて噴射する。
・ホースはほうきで火の根元を掃くような感じで左右に振る。

また、次の2種類の消火器を組み合わせて順番に使用すると、その効果は抜群です。

・住宅用ABC粉末消火器:ノズルを火元に向けて放射すると、粉末の薬剤が広い範囲を覆って、火勢をおさえます。抑制効果により制炎性に優れています。
・住宅用強化液消火器(霧状放射):ノズルを火元に向けて放射すると、薬剤が霧状に広がり、火を消します。水素ですから、冷却効果と浸透性に優れています。

まず制炎性の大きいABC粉末消火器を使用して火勢を抑え、次に冷却効果・浸透性に優れた強化液消火器で深部まで完全に消し、再燃も防止します。

ページトップへ

Q07:消火器の正しい設置方法は?

厨房など常に水が床に飛散するところでは、壁掛けにするか、置台にのせてください。備えつけの高さは1.5m以下にしてください。棚の上などの高いところは避けましょう。
雨風にさらされる屋外では必ず格納箱に入れてください。
ガスコンロやストーブの近くは避けてください。
潮風の吹く海岸付近、ガスの出る温泉場、工場などでは、合成樹脂の覆い(取扱いに不便を来さない程度のもの)をしたり、あるいは格納箱に入れてください。


ページトップへ

Q08:消火器を購入する場合、どんなことを注意すればよいのですか?

消火器は必ず国家検定合格品を購入しましょう。検定合格マークを目印にしてください。
住宅の特性に合わせた誰でも扱いやすく、役立つ住宅用防災機器などには、自治省消防庁と建設省が協力して設立した住宅防火対策推進協議会の住宅防火安心マークが貼付されています。
消火器の購入は、設置後の定期点検や廃棄などを考慮し、なるべくお近くの専門店でお求めになることをおすすめします。


ページトップへ

Q09:家庭に置いている消火器にも点検が必要ですか?

イメージ:消火器の点検

消火器は、常に100%の効果を発揮させるために、定期的な点検が必要です。法定消火対象の建物に設置してある消火器には、点検の義務が課せられていますが、一般住宅や小規模店舗など、法的規制を受けていないところでも、点検は大切です。自主的に半年に1回は、下記の点検を目視により行なってください。

1.安全栓は確実に装着されていますか?
2.操作レバーは変形していませんか?
3.容器やキャップに変形やサビ・腐食はありませんか?
4.ホースまたはノズルに詰まり・ヒビ割れはありませんか?
5.ゲージのついているものは、その圧力値を示す針が正常値(グリーンゾーン内)をさしていますか?
6.消火器に表示している使用期限または使用期間が過ぎていませんか?

本体容器が腐食しているものやふたにキズ・変形・腐食を生じているものや老朽化した消火器は、消火訓練などでも絶対に操作や使用をしないでください。

ページトップへ

Q10:消火器を保管する際に注意することはありますか?

高温多湿を避けて設置してください。さびついているものや変形しているものは危険なので取り替えましょう。消火器は使用しなくても年月が経つと機能が劣ってくるため、中身の入れ替え時期や圧力の点検など定期的な点検が必要です。一度安全ピンを抜いた場合(噴射しなくても)も点検が必要です。

ページトップへ

Q11:消火器はいつまで使えますか?

消火器は使用しなくても長年の間に老朽化します。容器の耐用年数は消火器本体に貼ってある銘板に表示されており、 保管状況がいい場合で8年、住宅用消火器は5年を目安としてください。
容器の耐用年数を過ぎたものは使用しないで、早めの取替えをお勧めします。サビやキズなどのある消火器は8年以内であっても新しいものと交換してください。消火器は圧力容器です。サビ、キズ、ヘコミのある消火器などを使用したり、無理に分解しようとすると事故のもとになりますのでお止めください。

ページトップへ

Q11:不要になった消火器はどうしたらいいですか?

不用になった消火器は、一般のごみのように捨てたり、放置しないでください。不要になった消火器は、リサイクルの必要があります。事故防止のため消火以外の目的では絶対に使用したり操作したりせず、必ずお買い求めになった販売店や製造メーカーにお引渡しください。詳しくは、製造メーカーのホームページなどをご覧ください。

ページトップへ