不破錺工房
※画像をクリックしていただくと各組合員の紹介をご覧いただけます。
住 所
岐阜県高山市有楽町57
電 話
0577-32-6324
FAX
0577-32-6324
不破健人さん
不破錺工房は創業明治44年。当組合員の不破健人さんはその3代目、息子の健介さんは4代目にあたります。
早くに父を亡くしたこともあり、仕事は殆ど祖父から学んだという健人さん。幼い頃から祖父の仕事を間近で見てきた健人さんは、ごく自然にこの世界に入ったと言います。
また息子の健介さんも自ら健人さんの跡継ぎを選択、東京のジュエリー会社勤務の後、高山へ戻り現在は親子2人で祭屋台や社寺仏閣の錺金具修理・製作の仕事を、また創作活動にも力を入れています。
代表的なところでは、高山市の屋台五台山、鳩峯車、恵比須台、一本杉白山神社の社殿、古川町の屋台青龍台、清曜台、麒麟台、白虎台、都留市の屋台、越谷市の能楽堂、香川県豊浜町の関谷太鼓台、静岡県森町の北街社屋台、その他、組合受注工事の錺金具関係全般に携わっています。
修理には、原型にどれだけでも忠実に昔どおりの技法を用いて取り組むという不破さん親子。
新しい物を創り出すのとは、また別の難しさがあるといいます。
「屋台などの文化財修理ではやりがいがある反面、責任も重大です。錺金具は文字通り「錺」ですから、全体の調和を考えながら慎重に作業を進めます。」
不破健介さん
高山の祭屋台・五台山の錺金具
豊浜町太鼓台の錺金具
「当時、それを作られた方の考え方や気持ちを理解し、汲み取りながら修復することを心がけています。」と健人さんは語ってくれました。
（組合広報部／取材）
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