戸谷漆工所
小島政一
野川俊昭
※画像をクリックしていただくと各組合員の紹介をご覧いただけます。
住 所
岐阜県高山市島川原町15
電 話
0577-33-0998
FAX
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戸谷昇さん
戸谷漆工所の戸谷昇さんは、父と兄が建具屋をしていたこともあり、ごく自然に塗りの道へ進んだと言います。
16歳の時に現在組合員でもある野川俊昭さんの祖父にあたる野川富三郎氏に弟子入り。約6年間修行した後22歳で独立しました。
戸谷さんが祭屋台の修理を手掛けるようになったのは昭和47年のこと。
まだ組合も発足していない当時、麒麟台の屋台組の方から直接、戸谷さんに屋根と台紋の修理の依頼があったそうです。
「歴史ある高山の祭屋台を塗るという大仕事に強い責任感を感じました。」と戸谷さんは当時を振り返ります。
塗りを手掛けた都留市の祭屋台
麒麟台の修理をきっかけに、また昭和56年には当組合も発足し、現在まで数多くの祭屋台・社寺仏閣の修理に携わってきました。
高山の祭屋台だけでも麒麟台、崑崗台、恵比寿台、青龍台、行神台、豊明台、龍神台、神馬台などの塗りを、その他にも全国の祭屋台を数多く手掛けています。
「木地となる木も漆も生き物ですから扱うのがとても難しいです。
漆塗りは女性のお化粧と似ているところがあって、どれだけでも美人にしてあげたいという気持ちがありますね。漆塗りの部分というのは屋台が組み上がってみないと全体のバランスがなかなか見えてきません。組み上げてはじめて達成感が湧いてきます。」
なにより依頼された屋台組の方々が喜んでくれる姿を見ると、これまでの苦労も報われます。やっぱり最後は人と人との関係ですね。」と戸谷さんは言います。
(組合広報部/取材)
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