八野大工

白木建具店

社寺建築袈裟丸

忠屋
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住 所
岐阜県高山市片野町1-117-1
電 話
0577-34-3205
FAX
0577-34-3405

 八野大工の棟梁・八野明さんは、父親が宮大工、住んでいた町内は大国台の屋台組という祭屋台に身近な環境で育ちました。
 「身近にあったせいか、屋台には昔から興味があり、好きでした。父の手伝いで、よく屋台の調査などもしていました。」と言います。

八野大工棟梁 八野明さん




 八野さんは、高校を卒業と同時に宮大工の見習いとして京都で修行を積みました。
 京都時代には、桂離宮の月見台、京都御所、修学院離宮などの建築工事を経験。3年の修行の後、高山へ戻り、宮大工の仕事を現在まで続けています。

 高山へ戻ってきた当初は、宮大工の仕事が少なく、住宅や現場監督などをしながら、社寺建築の仕事するチャンスを待っていたといいます。
 30歳の時に初めて本格的な社寺の新築工事(萩原町禅昌寺)を任され、31歳の時には、美濃市の屋台全6台の解体修復工事と、本格的に祭屋台も手掛けました。
 「高山市の全ての屋台を含めて、これまで全国各地の祭屋台に100台近く携わっていると思います。」と語る八野さん。社寺建築に関しても修復、新築を問わずこれまでに数多くの工事を手掛けてきました。

八野大工には八野さん以外にも優秀な職人さんが揃っています。
 高山市の辻ヶ森三社新築工事の際、一緒に仕事をしたのがきっかけで八野大工に務めるようになったという堀之内稔さん。
 地元の屋台を修理したいと八野さんのもとを訪れた新潟県出身の池田義彦さんは、そのまま務めていた会社を辞めて八野さんに弟子入りを志願したと伺いました。


堀之内稔さん


池田義彦さん


改田剛さん

 改田剛さんと福田英昭さんは、ともに岐阜県武儀郡の出身です。
 高校の建築科を卒業後、八野さんに弟子入りしました。
 堀之内さんと池田さんは、高山祭屋台修理技術者にも認定されており、現在では皆さん八野大工には、なくてはならない人材となっています。

 「屋台保存技術協同組合にも同じことが言えますが、集団の力というものがとても大切だと思っています。一人では受けることのできない仕事もありますし、良い人材で良い仕事ができるということは、とても嬉しいことです。

福田英昭さん
 全国各地の老朽化した祭屋台に、昔の輝きを取り戻してやれるという喜び。また依頼してくれた方々が心から喜んでくれるのを肌で感じるときは、やっぱり嬉しいですね。」と語ってくれました。
(組合広報部/取材)

 
 
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