当日は、前日の大雨から一転し、絶好の作業日和、組み立て作業は高山市下二之町にある神馬台屋台蔵で行われました。 屋台蔵も屋台と共に修復。屋台の基礎ともいえる台輪と車輪は今回の全解体修復で新たに一から作り直しました。
今回新調された台輪と車輪
この日の組立作業には朝早くから作業に取りかかる八野大工の皆さんに加え、漆・箔部の戸谷さん、小島さん、彫刻部の元田勉さん、鍛冶部の田中さん、新名さんらが駆けつけました。 屋台の組立作業の見所はなんと言っても木造部分に釘が一本も使われていない点です。 複雑な形状の仕口やこみ栓と呼ばれる部材で固定されて行きます。 順番を一つ間違えただけで組立られなくなることもあり、程良い緊張感の中、作業は進められました。
下二之町・中組の皆さんも二年半ぶりに屋台蔵に帰ってきた神馬台を満足げに眺めていらっしゃいました。 屋台組の皆さんは今年の祭りが待ち遠しいことでしょう。 今年の秋の高山祭りには新しくなった神馬台が二年ぶりに曳き出されます。 皆様どうぞお楽しみに。
取材/組合広報部